保全作業で希少植物のために注意すべきもの(メモ書き)

・作業場所を細かく区分けし、どのような目的でどのような作業をするのか、作業者全員で確認しておく 一度に広い面積を作業せず、植物が回復できるチャンスがあるよう、順次作業として年を跨いで何回かで輪廻するようにする

表土を機械、立入りの踏みつけ等で過度に傷付けない

・地上表面すれすれで刈り取らず、地上から数cm以上で刈り取る

・その場所で出た刈り取った植物はその地で処置するのが原則であるが、それを現場に積み置きする時は、必要最少限の面積で決められた場所で管理し、本来の地表環境を保持するため、異物で覆われる地表は最小限にする それでも年々環境悪化する場所では外へ搬出する

・発芽時、開花時、虫の孵化産卵時期及び、野鳥の繁殖時期はその場所の作業は避ける

・その地の自然環境維持に役立つ植物相は、希少種でなくても、場所を決めて輪廻しながら残す(例えば林縁のアズマネザサ、湿地のヨシ)

・現場で希少植物を喚起するマークは密猟者にヒントにならぬよう配慮し、テープ、タグは

 設置者は見苦しくならぬよう管理する

・芽吹きを促進するため日光が必要な場所では、地表を覆う落ち葉を掻き出す

・他の植物を排除するような繁殖力が強い、外来種等は取り除く

・林床に陽が必要な場所は、木漏れ日が入る程度に周囲の高木、孟宗竹を適宜伐採する

・野鳥が散布したアオキの幼木が密にある場所では可能な限り抜く

・植物生育環境が保全されているか、次回作業時チェックする

・捨てられているゴミは持ち出す