冬期にキジバトは増える

  2000~2001年、藤沢探鳥クラブが藤沢市よりの委託で、市内22箇所で定線調査を毎月実施した事があります。調査地22箇所全てでキジバトは記録されており、月別個体累計値は9月:77羽、10月:73、11月:54、12月:81、1月:123、2月:140、3月:120、4月:85、5月:68と明らかに冬期に数が増えていました。

 また1999年~2004年、野鳥の会神奈川支部での県下各地の定線調査でも、月別のキジバトの累計個体数が下図のごとく、やはり冬期に数が増えていました。

 これらは、北日本のキジバトは冬期に南下する説を裏付けています。

(本内容、野鳥の会神奈川支部報 2008年/1月号に投稿したものです(M))。

キジバト季節変化 (1) (1).pdf
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