2013年6月27日 アレチウリ

 毎年この時期、イネ科の植物が終焉を迎えると、その跡地に特定外来植物のアレチウリが侵出してきます。谷戸横断道下流部埋立地周辺に多く、セイタカアワダチソウを含む谷戸内の植物を覆い隠すくらい短時間で繁茂します。実を着けると手袋の上からも刺が刺さり、駆除に歯が立たなくなります。小さくおとなしいこの1箇月ほどで駆除を計画してみましょう。

2013年6月22日 新しい池にオオシオカラトンボ産卵

谷戸横断道南側(下流)に造った水たまりでは、オオシオカラトンボのが産卵していました。水たまりを造った効果がさっそく現れています。

2013年6月22日 オオブタクサしぶとく残る

 6月22日、谷戸内作業の後、他の場所をすこし見て回りました。谷戸内で盛り土された乾燥した草地で、御尋ね者のオオブタクサが他の草の下にひっそり潜んでいました。日光が当らないので、モヤシのように小さく弱弱しいですが、大きくなるチャンスを狙っています。それでも私たちの追求の目は逃れられず、167本も逮捕されました。

 その中で写真のものは最大で、その葉の形のよさ、生命力は見上げたものです。

2013年6月11日 BB弾その後


 現地からのお便り(5月1日)でBB弾を使ったサバイバルゲームが行われていることが確認されていましたが、ここではBB弾使わない様に促す掲示が乱暴にも木から倒されていました。

 放たれた猟犬同様、無秩序に林床を走り回り、地面の草木や生き物を踏みつぶすのは良くないと思います。A中学校の生徒さん、分かるでしょう。

2013年6月10日 ガマの穂

 谷戸横断道沿いにガマの穂が2本程出ていました。ここは昨年、セイタカアワダチソウが密集して生えていましたが、試験的にその部分を除去した結果、湿地性のガマが戻ってきました。

 谷戸内で進めているセイタカアワダチソウ密集地除去作業に明るい見通しを与えてくれます。

2013年6月5日 ゴルフボール

 谷戸奥に回った時、真新しいゴルフボール4個収得しました。カラスが何処からでしょうか、失敬して持ち去り、お気に入りの谷戸最奥部で落したものです。写真はまとめて撮影。ここでは昨年より既に数十個のゴルフボールを拾っています。カラスもゴルフをするのでしょうか。

 谷戸入口のテニスコート横の森にはテニスボールがかなりの数、ミスって打ち込まれています。こちらはカラスには大き過ぎるようです。

2013年6月5日 ムクドリの卵

  谷戸奥へ3人で回りました。林床にエメラルドグリーンの鳥の卵が落ちていました。ムクドリの卵で、人工物の隙間に巣を作り産卵しますが、カラス等に持ち去られ、放棄されたようです。卵の表面に丸く穴があり、中に黄身が詰まっていました。図鑑によると、ムクドリの卵の寸法、29㎜X21㎜とあります。

2013年5月31日 サシバ飛来


 サシバが飛来し、谷戸内の斜面林に止まり、降りて餌を採り飛び去りました。若鳥のようです。同日、鎌倉でも渡って行くサシバ若鳥を見たとの連絡があり、4月の後半から5月にかけて若いサシバはじわじわと渡っているようです。

 神奈川県下では、谷戸の保全作業で、少しずつですが、サシバの飛来例の報告が増えています。ここ、笹窪谷でも私たちの保全作業が実り、サシバが定着するのが夢です。

2013年5月25日 久々にツバメの巣が

 慶応義塾大学看護医療学部の出入口に、数年前途絶えたいたツバメが飛来し、巣作りを始めていました。

2013年4月20日 谷戸最奥部

2月に設置した状態
2月に設置した状態
土砂で埋り、流れが変わった状態
土砂で埋り、流れが変わった状態

 谷戸最奥部では、斜面より水が流れ込んでおり、一部生活排水が混じっている可能性があるため、水を炭で浄化するようになっています。先日の大雨で一部土砂で埋まり、左側に水が漏れて流れができていました。

 後日、藤沢市に来てもらい、土砂をどけ、炭で浄化するよう水の流れを整備しました。「竹炭の会」の地産の竹炭が使われています。(4/21、健康の森(笹窪谷)で 第13回 遠藤竹炭祭が開催されます。)

 十年程前は、谷戸最奥部に流れ込む水は少なく、長靴ではなく普通の靴で問題無く通れましたが、最近は谷戸上部の保水力が低下?雨量が増えた?ためでしょうか、流れる水量は明らかに増えており、谷戸奥周囲全面が泥っています。

2013年4月19日 カヤネズミの古巣

 谷戸埋立地のオギの枯草の中に、昨年使われた

カヤネズミの巣がしっかり残っていました。

 失敬して、中を開けてみると、オギの穂が

多数敷き占められており(下左)、暖かそうな

産室になって いました。エナガの巣で鳥の羽が

使わ れて いるのと同じ感じです。  K12

 

カヤネズミの古巣  K12
カヤネズミの古巣  K12
エナガの巣
エナガの巣

2013年4月17日 こんな所に空缶の山が

 繁茂しているアズマナザサ

を刈り取った時、その下に空缶

が見えます。作業をされている

方は気にしていないようですが、後日掘り起こすと、大量の空缶の残骸です。早くゴミ拾いおじさん来て下さい。→ゴミ拾いおじさん処置済み。  P9


2013年4月15日 ノスリ

 4/15以降、ノスリを見ていません。笹窪谷

で年を 越していたノスリ終認のようです。

毎年、3月末に移動していたので、長く

いましたねの感想です。神奈川県では

平塚市、秦野市で繁殖していますので、

相模川東側で夏も残っていて欲しいものです。

2013年4月15日 散弾銃の薬莢

 最近は散弾銃の薬莢は殆ど見なくなりましたが、

先日の増水のためでしょうか、谷戸の流れで古い薬莢

を4個も拾いました。嘗て、ここでも、動物や野鳥

に対し、散弾銃を撃っていたのですね。 M9

2013年4月14日 筍採り

 竹藪が手入れされ、択伐された跡地で、

新しい竹が出ないよう、大庭自然探偵団の

方と作業をしました。実態は筍採りで実利

もありました。

 そんな中、孟宗竹が伐採された場所では

竹の葉やチップが厚く積ったままの広場が

あり、そのままでは新しい植物の発芽は

難しい感じでした。杉が植えられていた

場所に孟宗竹が繁茂したのでしょうか、

伐採された杉の直径50cm以上の切り株が

笹の葉や砕かれたチップが10cm程積っています
笹の葉や砕かれたチップが10cm程積っています
樹齢45年位の杉の切り株
樹齢45年位の杉の切り株

何箇所も残されていました。年輪から45年程前に植えられた杉で近くの杉林には、このように太い杉が多数健在で、当時の様子が偲ばれます。 L10

2013年4月13日 サシバ通過

Sさん撮影
Sさん撮影

 月例の野鳥調査で、本日、谷戸上空を

渡って行くサシバを確認しました。鎌倉

では今季既に30羽程が通過した由。当日

は南風が強い日で、笹窪谷では北東方向

に飛び、鎌倉では北寄りの風の時、通過

すると聞きます。

2013年4月13日 ノウサギの足跡その後

 4月4日にノウサギの足跡の事を書きましたが、その時書いたノウサギの進行

方向が間違って逆になっていましたので、訂正します。飛び箱で、足が手より前に着地する様子と同じです。 ここはノウサギの運動場の様相です。

  その畑地は耕作する人がいなくなったと聞いていたのですが、本日、トラクター

に乗ってFさんの息子さんが来られ、「週末だけでも、農作業をするか」と言われ

ました。このような人のお陰で、これからもこの地の景観、人と調和した自然が

続くのではと感じました。       I12

2013年4月12日 サワガニ

 先日の大雨での出水のせいでしょうか、

サワガニが谷戸内の道を歩いていました。

近くの清流に戻しておきました。 K13

2013年4月10日 オオブタクサ

オオブタクサ幼苗
オオブタクサ幼苗

 谷戸内でオオブタクサの幼苗10数本見ました。

オオブタクサは1本でも見逃すと、何百と種が親株

の下に散布され増えるので、除去に手が抜けません。

クジ引きのように簡単に手で抜ける幼苗時に抜くの

が除去のチャンスですが、直ぐ背が高くなり、周囲

の草の上に頭を出した頃、目立ちますので、その時

までに除去したいものです。本数も増え1m以上に

伸びるまで放置すると除去は大変です。 P8

オオブタクサ格闘記はこちら

2013年4月5日 ガビチョウ

2007/2 城山湖にて
2007/2 城山湖にて

 笹窪谷では昨年はガビチョウの声をよく

聞いていましたが、今年はソウシチョウに

押され?暫く、確認できませんでした。

 暖かくなって、ソウシチョウが少なく

なったと感じた今日、谷戸内で複数羽の

賑やかなガビチョウの声がありました。

 困ったことに特定外来生物1種追加です。

 

2013年4月4日  カルガモ?

 ノウサギの足跡の近くに、カルガモが歩いたよう

な足跡が続いていました。3本指のカモ類の足跡で

歩幅10cm位で水辺から遠い所でヨチヨチ歩き? I12

2013年4月4日  ノウサギの足跡

  今年は畑が耕されず、土がむき出しになったため、

従来はっきり見ることが出来なかったノウサギの足跡

を多数見ます。下から上に向かってノウサギが歩くと

言うよりはホッピングした足跡があります。足跡間は

1.7m位あります(横2つが後ろ足、縦2つが前足)。

  この畑地の落ち着いた風景は昔と変わらず、心安らぐ

場所です。しかし、長年懇意にさせて頂いたFさんも

高齢化し、昨年亡くなられ、耕作を続ける人がいなく

なりました。鎌倉時代から続く農家の由で、長い時の

流れを感じます。 I12


2013年3月30日 ヤマザクラ

 

 

 

 

 谷戸内のヤマザクラも散り始めました。

先日、掘った池の水面に花びらが浮いています。

人家から遠い、普段スズメが来ないヤマザクラにも

数は少ないですが、スズメが桜食いをしています。

 

 


2013年3月29日 エナガの巣落下


 コナラ林床に新しいエナガの巣が落ちていました。長さ20cm位、ひっくり返すと、木の幹に当たっていた所が少し凹んでおり、上部に2,3cmの出入り口があります(右写真)。

 中を見ると、使って形跡がなく、全く綺麗で、完成間際の(原因不明の)巣の落下は、エナガの番には残念無念だったでしょう。    J12

2013年3月24日 タヌキ

タヌキの溜糞 O9  M11
タヌキの溜糞 O9 M11

 林内の複数の個所でタヌキの溜糞を見ます。

昨年は疥癬病に罹り、背中や腰の毛が抜け落ち

谷戸内で死亡したタヌキ2頭の死体、市に回収

して頂いたことがあります。

 今年は夕方、薄暗い中、通路や看護医療学部

の芝生広場を通ったタヌキを見ると、健康で元

気な姿のタヌキでした。 M11  J13

 

 

2013年3月23日 ツバメ初認

 3/23の笹窪谷観察会で、谷戸内上空を飛ぶツバメが確認されました。

WEB版「ふじさわ自然通信」には3/15、下飯田遊水地でツバメ確認とあります。

2013年3月23日 特定外来生物3種

 今季、笹窪谷では特定外来生物として、ソウシチョウの群が見られ、アライグマ

の足跡が確認され、タイワンリスの姿が撮影されました。

 今季は冬鳥が多い事と符合したのでしょうか、久々に林内でソウシチョウが

多数、越冬しているのを見ます。

 アライグマは夜行性のため、姿を確認するのが難しいのですが、水の流れに

爪があるしっかりした人の手のような5本指のの足跡が見つかって います。

 タイワンリスは暫し、同地では姿を消していたのですが、昨年10月、藤沢自然

環境実態調査時、谷戸入口の竹藪の中でタイワンリスの声が確認され、12月23日

の観察会では同竹藪内で、姿を確認しています。今回、3/23の観察会で、看護医療

学部裏の芝生広場を走り抜ける姿が撮影されました。

 これら特定外来生物は生態系を破壊したり、農作物や森林の樹木に被害を与える

恐れがあるため、今後十分に注意を払っていきたい。 

ソウシチョウ 撮影 Iさん  J10
ソウシチョウ 撮影 Iさん J10
アライグマの足跡  K12
アライグマの足跡 K12
タイワンリス J13
タイワンリス J13

2013年3月23日 キジ

 観察会時、キジが皆さんとフェンスの間に挟まれ、

行き場が無くなり、困惑の表情。その内、大きな羽音と

興奮した声を発し、垂直に飛び上がり、高さ1.4m程の

フェンスを飛び越えていきました。

 キジは水平に飛び出すのを見ますが、体重があるので、

その場で垂直に飛び立つのは大変でしょうね。その様子、

騒音、オスプレイ並み?

 追いつめてしまって、キジさんごめんね。K13

2013年3月20日 アオダイショウ

健康の森入口、慶応大学看護医療学部奥

の植え込みに、大きなアオダイショウが

日向ぼっこしていました。未だ体温が

上がらず、全く動きませんでした。

                K14

2013年2月20日   野鳥に給餌するカメラマン

クリックで拡大
クリックで拡大

森の中で餌台を設け、野鳥に給餌し、写真を撮るカメラマ ンたちが 現れましたが、藤沢市の対応で人工物は撤収され、 野鳥撮影マナー に問題と思われるカメラマンたちは去りました。  主宰していた人は後日亡くなり静かになりました。(合掌)

J10   

       この頁のトップへ戻る